鍼灸とマッサージで免疫力アップ
私たちの体には免疫力が備わっています。免疫力とは、空気中に漂う病原体が体に侵入してきたときに、病原体と戦って体を病気にしない作用のことです。
この免疫力が低下してしまうと、侵入してきた病原体と戦う力が弱くなるため病気になりやすくなります。ストレスや睡眠不足などが免疫力低下の原因となります。
しかし免疫力はお灸や鍼、マッサージによって高めることが可能なのです。私たちの体には全身に神経が張り巡らされています。その神経と神経が重なるところをツボといいます。このツボを刺激することによって、体の機能に働きかけることができるといわれています。
ツボの刺激には鍼、お灸、マッサージなどが効果的ですが、特に免疫力アップに効果的なのはお灸です。
といいますのも、体が冷えると自律神経が乱れてしまい、免疫力が低下します。一説によれば体温が1度違うだけで免疫力は30パーセントほど違うといわれています。健康維持のツボはおもに3か所あります。
・膝のお皿から指3本下に足三里（あしさんり）と呼ばれているツボがあります。胃腸の不調や足のトラブルに特に効果があるツボです。
・おへそから指3本下にあるのが、関元（かんげん）のツボです。ここにお灸をすると、疲労回復になります。女性特有の不調にも効果があります。
・手の人差し指と親指の付け根のくぼみが合谷（ごうごく）と呼ばれるツボです。このツボは、万能ツボともいわれ、体の不調を整えるツボです。お灸だけでなく、このツボを軽くマッサージするだけで免疫力が高まります。腰痛や肩こりなどにも効果があります。
その他に急性的な腰痛、ぎっくり腰によく効くのは、足の内くるぶしにあるツボ、中封（ちゅうほう）のツボです。
すべてのツボにおいて、効果に即効性があるのが鍼です。お灸やマッサージは自分でもできますが、鍼は鍼灸師でなければできません。万が一神経に触れてしまうと危険が伴うからです。
またお灸やマッサージについても、最初は施術者にケアをしてもらい、正しいツボの位置を知り、どのようにセルフケアを行なうと効果的かを相談することをおすすめします。
ご不明点等がありましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。