産後の生理痛、うつ症状
産後には、体の中に様々な変化が現れ、精神面にも影響を与えます。ここでは、生理痛とうつ症状の対処法について考えていきます。
産後しばらくすると、止まっていた生理がまた始まり、体が妊娠前の状態に戻ってきます。そんな中で、生理痛に悩まれる方もいらっしゃいます。もともと生理痛に悩んでいた方だけでなく、出産前まではひどくなかったのに、産後に生理痛がひどくなったという方もいます。
生理前にはイライラして、不安感がつのってしまいます。しかし、母乳育児をしていて、薬にはあまり頼りたくないと考える方もいるでしょう。
実は、その生理痛は骨盤のゆがみが原因かもしれません。骨盤の中には、自律神経に支配される大腸や膀胱、そして子宮があるので、骨盤がゆがむことで自律神経や女性ホルモンに影響を与えるからです。妊娠・出産で骨盤は開き、骨盤周りの筋肉がどうしても緩みますが、対処すれば元に戻すことができます。定期的に整骨院に通い、骨盤のゆがみを正しくすることで、生理痛のお悩みが改善されるでしょう。
そして、産後にはマタニティーブルーや産後うつ病といった精神面での変化が現れる人もいます。マタニティーブルーは産後1週間ほどの時期に起こりうる症状です。涙もろくなり、不安感が現れるようになります。産後うつ病は、2週間以上にわたって気持ちが沈んでしまいます。マタニティーブルーと産後うつ病の両方になる方もいらっしゃいます。
症状の原因は、出産後にホルモンバランスが乱れることによるものだといわれています。妊娠、出産で体の中が大きく変化し、ホルモンバランスが乱れるのは普通のことです。決して個人の問題でありません。
これらの改善のためには、家族や周囲の人の理解やサポートが重要になってきます。赤ちゃんのお世話で忙しく、慣れないことばかりで不安になることもあるでしょう。周囲の協力を得ながら子育てをすること、自分1人の時間も作ることが大切です。整骨院に通い始めて、自分の体をいたわる時間を作ることで、リフレッシュにもなります。
ご不明点等がありましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。