産後のホルモンバランスの乱れ
妊娠、出産は体と心に大きな変化が現れるものです。これは、妊娠中に女性ホルモンの量が変化するからです。些細なことでストレスを感じたり、ふさぎ込んでしまったりするのは、単に気持ちの問題だけではありません。妊娠中は、ゆっくりと女性ホルモンが増加していきます。そして、出産後には急激に女性ホルモンが分泌減少します。
こうしたホルモンバランスの急激な変化により、産後は抜け毛が増えたり、肌が乾燥しやすくなったりします。こうした目に見える変化に加えて、精神面にも様々な変化があります。落ち込みやすくなったり、涙もろくなったりと不安定になる方もいらっしゃいます。心身の変化に加えて、赤ちゃんを迎えてからの生活は慣れないことも多く、ゆっくり眠れる時間も少なくなります。産後は2〜3時間おきに、1日に何回も授乳をしなければなりません。
母乳育児の方は、女性ホルモンの分泌減少の状態がしばらく続きます。このような日々を送る中で、楽しみにしていたはずの育児にストレスを感じてしまうときもあるでしょう。ホルモンバランスの乱れは、自分でコントロールできるものではありません。心身に変化が現れることは当たり前だということをご自身はもちろん、家族も理解することで、ストレスをためこまずに過ごせるのではないでしょうか。
産後は赤ちゃんと離れられる時間がなかなかないかもしれません。そんな中でも、家族や福祉サービスなどの協力を得て、自分1人でリラックスできる時間を作ることも大切です。産後2か月ほど経つと、安静にしなければならない時期は過ぎるので、買い物や外食、美容院に行くなど、短い時間であっても心身ともにリフレッシュする時間を作るとよいでしょう。
このタイミングで骨盤矯正のため整骨院や接骨院に通い始める方も多いです。骨盤を矯正するのは、健康のためだけではなく、リフレッシュのためにも最適です。リラックスできる空間で、いつも頑張っている自分をいたわってあげてください。
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