内臓温度の低下がもたらす影響

身体の不調を感じているけれど明確な理由がわからないという場合、それは内臓温度の低下のせいかもしれません。なぜ内臓が冷えてしまうのでしょうか? そして内臓が冷えることによって、どんな影響がもたらされるのでしょうか?
まず、内臓が冷えてしまう原因についてです。冷たい食べ物や飲み物を摂取しすぎることは、身体の機能低下につながります。これによって体内に水分が溜まりむくみが出てしまい、内臓温度も下がってしまいます。また、食物繊維の摂取量が少ないことも原因のひとつです。
現代社会では忙しくて、コンビニ食やファストフードで手軽に炭水化物を食べる人が増えています。甘いお菓子などばかり摂取し、野菜や果物など食物繊維が多く含まれているものをあまり好まない方も増えています。そうすると、腸の筋肉が活発に動かずに機能低下をもたらし、消化不良を起こしてしまいます。
他にはデスクワークが多く姿勢が悪いこと、テレワークで日常的に運動不足であることや運動習慣がないことも血流が悪い体質の原因となり、内臓の冷えに繋がります。自分自身の内臓の温度は簡単にセルフチェックできます。手のひらで内臓があるみぞおちあたりを触ります。体内で温度が高い心臓のあたりも手のひらで触り、それと比べると内臓の温度が確認しやすいです。内臓温度の低下が進めば、背中までも冷たくなってしまうので注意が必要です。
そして内臓温度の低下は、様々な悪影響をもたらします。便秘や下痢などのお腹の不調、食欲不振や体脂肪がつきやすくなることなどが挙げられます。また、肩こりや頭痛といった内臓とは全く関係がなさそうな疾患の原因にもなります。
免疫機能の低下により、疲れやすい、だるい、などの倦怠感や不眠症状が現れる方もいらっしゃいます。内臓温度が1度低下することで、免疫力が30%も下がってしまうからです。
日々の生活習慣の見直しはもちろんのこと、整骨院などで凝りをほぐし基礎代謝を上げるための処置をすることもおすすめです。
ご不明点等がありましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。