腰・背中のカッサマッサージで疲れ知らずの体へ|デメリットや注意点も

長時間のデスクワークや立ち仕事、家事などで腰や背中が重だるく感じることはありませんか?
腰や背中は、姿勢の悪さや筋肉のこわばりによって血行が滞りやすく、疲労感や痛みに直結しやすい部位です。
そんなときにおすすめなのが、中国の伝統的な民間療法「カッサ(刮痧)」を使ったマッサージです。カッサプレートを使って皮膚の表面をやさしくこすることで、血流やリンパの流れを促し、筋肉の緊張をやわらげる効果が期待できます。
本コラムでは、具体的な使用方法や注意事項をご紹介しています。ぜひご参考にしてください。
カッサマッサージが腰・背中に効果的な理由
腰や背中は、体を支えるために常に負荷がかかっている部位です。
特に肩甲骨の周りや腰回りは筋肉が固まりやすく、血液やリンパ液の循環が悪くなりがちです。
循環の悪い状態が続くと、老廃物や余分な水分が溜まり、だるさや重さを感じるようになります。
カッサマッサージを行うことで滞りを解消し、筋肉をほぐしながら血行を促進させ、結果として疲労回復やコリの緩和が期待できます。
腰・背中のカッサマッサージ方法
1. 準備するもの
- ・カッサプレート(角が丸く、持ちやすいものがおすすめ)
- ・マッサージオイルやボディクリーム(摩擦を減らし、肌を保護するため)
- ・椅子やベッドなど、リラックスできる環境
2. マッサージ手順
・オイル、またはクリームを塗布
腰から背中全体に薄くオイルかクリームを塗り、滑りをよくします。
・腰回り
腰骨の上あたりから背骨に沿って、上方向へプレートを動かします。片手で支えながら反対の手でこするとやりやすいです。
・背中の中心から外側へ
背骨の両脇を上から下、または下から上へ流すように動かします。肩甲骨の内側や外側も軽くこすりましょう。
・肩甲骨周り
肩甲骨の縁をなぞるようにプレートを動かし、筋肉をほぐします。
・仕上げ
全体を軽くなでるようにして、リンパの流れを整えます。
注意点
カッサでマッサージを行う際は、下記の3点に注意してください。
- ・強くこすりすぎない(内出血や皮膚トラブルの原因になります)
- ・食後すぐや発熱時、皮膚に傷や湿疹がある場合は避ける
- ・持病のある方は医師に相談してから行う
どのくらいの頻度で行うのが良い?
腰や背中のカッサマッサージは、週に1〜2回程度が目安です。
疲れが溜まっているときは回数を増やしても構いませんが、肌に赤みや痛みが残る場合は休息日を挟みましょう。
入浴後や就寝前に行うと、血流がさらに促進され、リラックス効果も高まります。
まとめ
腰・背中のカッサマッサージは、筋肉の緊張をほぐし、血流を改善することで、慢性的なコリや疲労感をやわらげる効果があります。
自宅で簡単にできるセルフケアですが、無理のない力加減と正しい方法を守ることが大切です。日常の習慣に取り入れて、軽やかな体を手に入れましょう。