カッピングは痛い?痛みや跡についてプロの鍼灸師が解説

「カッピングって痛いの?どれくらい跡が残る?」
初めてカッピングを受ける方は、痛みや施術後の跡が気になることも多いでしょう。
実際には、カッピングの痛みは「痛気持ちいい」と感じる程度で、多くの方がリラックスしながら施術を受けています。
本コラムでは、カッピングの痛みの程度や跡が残る期間について解説します。
カッピング治療に興味はあるけれど不安がある方にとって、一歩を踏み出すきっかけとなる内容です。ぜひ最後までご覧ください。
カッピングとは
カッピングは、専用のカップを真空状態にして患部を吸わせる施術です。皮膚を引っ張る際の圧力によって血行を促進させます。
血行が改善することで、老廃物や痛みの物質を除去できます。主に、肩や腰の痛みや足のむくみ改善に効果的です。
また、カッピングと同様に血行を促進して体の不調を改善する治療として鍼があります。
カッピングは痛いのか
カッピングには若干の痛みがありますが、一般的にはつねられた程度の痛みであり、痛気持ちいいと感じる方が多いです。ただし、筋肉と筋膜の癒着具合によって痛みの出やすさは異なります。
どうしても痛みを感じる場合は、皮膚を引っ張る力の強さを調節できるため、身構える必要はありません。
また、施術後に皮膚が赤くなるのは、血液や筋肉の老廃物を吸い出したことで、肌に色素が沈着するのが理由です。
血管が切れて炎症を起こしている通常の内出血と異なり、術後に触っても痛みは感じません。
カッピングの跡はどれくらいで消えるのか
カッピング後にできる溢血斑(いっけつはん)が消えるまでには、数日から数週間かかります。溢血斑は、カッピングによって皮膚に現れる点状出血です。
跡の残る期間は、吸引の強さや体の状態によって異なります。
ただし、施術を継続的に行うことで、新陳代謝が促進され、跡は短期間で消えやすくなります。また、体内の水分が多い場合、稀に水疱ができるケースがありますが、潰さずにガーゼで保護すれば2週間程度で消えるため安心してください。
当院では鍼や灸を使った治療を行っています。慢性的なコリにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。