カッピングの施術方法と疲労回復する仕組み

「カッピングはどうやって施術するの?」 「どうして疲労回復の効果があるの?」
カッピングを初めて受ける方にとって、皮膚を吸い上げる独特の施術は痛みや安全性が気になるポイントです。また、疲労回復の仕組みも、実際に体験する前に知っておきたいと考える方が多いでしょう。
本コラムでは、カッピングの具体的な施術方法と、疲労回復のメカニズムについて解説します。カッピングの効果を理解し、施術を受ける際の不安を解消できる内容です。ぜひ最後までご覧ください。
カッピングの施術方法
カッピングは、ガラスやプラスチック製のカップを皮膚に密着させ、中の空気を抜いて真空状態を作り、皮膚を引っ張ることで血行を促進させたり、老廃物の排出を促す施術です。
部位にもよりますが施術時間は5~15分程度が目安です。皮膚を吸い出しているように見えることから、「吸い玉療法」とも呼ばれています。
カッピングで疲労が回復する仕組み
カッピングによって疲労が回復するのは、カップを皮膚に吸着させて陰圧をかけることで、血液の滞りである於血(おけつ)が改善するためです。血流の改善によって、酸素や栄養が組織に行き渡りやすくなり、老廃物の排出がスムーズになります。
結果、筋肉の緊張や疲労が緩和され、身体が軽く感じられるのがカッピングのメカニズムです。ほかにも、血流の増加で炎症物質が排出されることによって、肩こりや腰痛といった慢性的な痛みやコリの改善にも効果的です。
さらに、吸引による刺激が神経を鎮静させることで、疲労感の軽減やリラックス効果もあります。
当院では、疲労回復効果のあるマッサージや鍼灸治療を行っています。慢性的な体の不調を抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。